神社の隣に建つ「山内会館」。
しばらく使用していなかった2Fの水道を使用することになり、暑い夏のこと・・・念のために市に水質検査をお願いしました。
四角い籠を携えて現れた二人組みの検査員さん。
おもむろに籠からビーカーを取り出し、水道から水を汲むと持参した蒸留水も同じビーカーに入れて白い板の上に並べて置きました。

こうして少し深めの入れ物に入れ白い物の上に置き、上から覗くと濁りがわかるのだそうです。
ふむふむ、目で見る限り濁ってはいませんね・・・いかがでしょう?
検査員さん:「見る限り濁りはありませんね」
ほ~!
次に、フラスコに水を入れ蓋をしたものを、理科実験用カセットコンロ(箱に本当にそう書いてありました)で熱し、蓋を開けて臭いを確かめます。

ちゃんとお二人がかわるがわるかわるがわるあっためては臭いをかいでおります。塩素臭(だったと思います)をチェックするとのことでした。
クンクン・・・これはさすがに嗅がせて欲しいとは言えず、黙って見守りました。
そしてさらにこんなマシーンも登場(笑)。

小さな試験管に水を汲み、その中にカルキに反応するという錠剤を入れると水がピンク色に変化し、その色調によってカルキの濃度がわかるというもの。
真ん中の窓には試験管の中の水の色と、サンプルの色(可動式)が覗けるようになっており、右側の小窓に濃度値が出てきてます。
「0.2度。このあたりの平均値が0.2~0.3度くらいなので、平均値ですね」
これは覗かせていただきました。
あ~本当にピンク色に変わってます!!
おもしろ~い。
理科の実験みたいです!!
学生時代、理数系は苦手だった私ですが小学校の理科の実験は好きでした。
いえ、なんだかちょっとわくわくしてしまいました。
そして最後に「味見もしてみましたが大丈夫のようです。尚、持ち帰って機械で精密な検査をしてご連絡いたします。」とのことで、誠にてきぱきと仕事をこなされ、お二人は帰っていかれました。
なんだかプロのお仕事という感じで、頼りになるといいますか気持ちよかったです。
う~ん、しかし道具立ては“科学”な感じなのですが、結局人間の視覚・嗅覚・味覚によって検査するんですね。勉強になりました。
尚、後ほどお電話いただきまして「機械で測定しましたが濁度・色度とも問題ありません」とのことでした。これで安心して使っていただけます。