秋も本番になってまいりました。
神社では10日ほど前の雨上がりの日から、金木犀が香りはじめました。
同日我が家でも香りはじめたので、いっせいに咲き始めるのでしょうか。
姿より先に香りで存在をアピールするあたり、平安時代の雅な方のようですね。
しかも山内神社の金木犀の木は大木なので、くるくると見上げなければどこにいらっしゃるのかわかりません(笑)。
昨日神社で挙式をされた池さま。
お母様がとても素敵な留袖を着ておられたので、職員がお声をかけさせていただき写真を撮らせていただきました。

可愛らしい「御所人形文」に「花車」・・・だと思います。
「御所人形」とは、『
もともとは、宮中や公家の祝事や贈答に用いられた男児の人形で、頭は大きめで白い肌の裸姿であった。次第に腹掛けや烏帽子をつけるようになり、 唐子遊びをまねて遊んでいる姿をとらえたものが多い。』そうで、大変おめでたい吉兆文様です。
さらにこの留袖、新郎のお母さまが結婚されるときに、お母さま(新郎からするとお祖母さま)がお召しになられた着物なのだそうです。
お母さまは「次はお嫁さんに着てもらいます」とおっしゃっていたので、代々受け継がれて行く“子孫繁栄”、“家運隆盛”のおめでたいお着物になりますね。
こちらがこのお着物を受け継がれているお母さまとお祖母さま、そして新郎さまとその双子のご兄弟です。
素敵なエピソードと目の保養をさせていただきありがとうございました。
