昨年末、山内神社の新しいお守りが完成いたしました。
初宮参りのお守りと子供守、そして息才幸守です。

参考にいたしましたのは、こちらの『土佐山内家宝物資料館』所蔵の山内家三代当主忠豊公所用と伝わる守袋です。

中には「息才の守」と表書された守札が納められており、守袋は口を菱形にたたみ、ひもを通して首からかけて用いたとされます。誕生七日目に行われる七夜祝いの時に、幼名や守刀などと一緒に贈られたそうです。幼児期と老年期には紫色の袋を用い、朱色の袋は成人が用いたとされます。この「息才の守」を元にして、生地には三葉柏の紋を織り込み、初宮守りは紫色には兜、赤に手鏡の意匠が施してあります。初めてお宮にお参りされた赤ちゃんの健やかな成長がご祈祷されてあります。

また、子供守りも水色は兜、ピンクは手鏡の意匠があり、お子さまの健やかな成長と幸福がご祈祷されてあります。

息才幸守りは、全五色で三葉柏の紋入りになっております。忠豊公にちなみあえて“息災”を“息才”とさせていただき、みなさまの健康と幸せがご祈祷されてあります。

山内家の歴史のエッセンスも感じられる、他にはない山内神社だけのお守りです。
いずれも社務所の授与所にてお授けいたしますので、ご参拝の折にぜひお声をおかけください。