山内神社では、この秋より冬季限定、一日一組のみ、夕暮れ時に行う「夜の挙式」を行うことにしました。
古い時代の「婚儀」は黄昏時に行われていたといわれており、江戸時代の武家礼法である小笠原流の伝書には「嫁入りの日、花嫁は興に乗って実家を出るが、そのさいには門火が焚かれたことがしるされている」そうです。当神社では、神社での神前挙式が一般的になる前から大切にされてきた、黄昏時にともされた灯りの婚家へと向かう花嫁行列を再現するべく「夜の挙式」を行うことにいたしました。
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その第一号といたしまして、当神社で一昨年まで巫女としてご奉仕くださいました森本様が、9月23日に「夜の挙式」を挙げられました。

ご参進開始が午後六時前でしたので、辺りはまだ明るかったのですが、式をあげられまして巫女舞をご覧いただく頃には、篝火が映えるように暮れてまいりました。

今後も少しずつ進化をしつつ、厳粛かつ心に残るお式を挙げていただけるようにしていきたいと考えております。
「夜の挙式」についての詳細は山内神社社務所(☎088-872-3333)まで、お問い合わせくださいませ。