去る3月9日、ご社殿にて居合の奉納演武が行われました。
『高知大学 医学部 居合道部』『夢窓拓心館 高知道場』の合同奉納演武ならびに印可伝達式です。
まずご神前にて参加者と刀のお祓い後、玉串奉奠をしていただきました。

その後は印可伝達式(昇段試験の合格書授与のような感じでしょうか)、そして一名ずつの奉納演武。
お正月の団体での演武とは異なり、一名ずつが先生方の見守る中、真ん中に進み出て様々な型を行っていただきました。





居合の迫力を間近で見られたことも素晴らしいことでしたが、袴や刀をさばく時のお作法、これがまたすごくかっこよかったです。
武家の作法とか、お茶の作法とかもそうだと思うのですが、長い時間をかけて完成されたお作法は、ただ美しいだけではなくそうなった合理的な理由があり、その究極の形だからこその美しさなんですよね。
そして終了後に先生に少しお時間をいただき、美しく装飾された刀の鞘や鍔の話や「刀の鯉口を切る」ってどういうことかの実演など、楽しいお話をお聞かせいただきました。
刀の鍔は、
刀剣の柄と刀身との間に挟んで、柄を握る手を防護する部位、もしくは部具の名称である(Wikipedia)というすごく重要な機能をもつものなのですが、そこにあれほどの繊細で美しい装飾を施して美術的な価値までつけてしまった日本人って本当にすごいな~と思います。
cool!来年もまたお越しいただけるということで、その時は小学生の少年剣士も参加してくださるようなので、これまた楽しみにお待ちしております。
どうもありがとうございました。